おしゃれな外観や内装を意識した注文住宅
家を建ててから、早いもので今年の夏で13年目になります。
家を建てる前は、4階建ての集合住宅にすんでいましたが、小さい子供を連れての階段の登り降りも大変で、しかも駐車場から玄関までの距離が遠かったこともあり、とても不便さを感じていました。
上の子の小学校入学をきっかけに、より良い環境で子育てや生活をしたいと思い始めて、マイホームを建てることになりました。
主人が建築関係のお仕事をしているため、主人と、主人の知り合いの建築士、大工さん、などの協力を得て、とてもお手頃価格でマイホームをもつことができました。
土地も安く手に入り、32坪で2000万かからずに済みました。
参考:ローコスト住宅ランキング
友人の建築士の方と色々なアイデアを出し合って、アドバイスをもらいながら、私たち好みの外観や内装にこだわった家を建てることができました。
とくにこだわったところは、リビングの天井ですね。
梁を思いっきり出して、暖かみのあるリビングにしました。
キッチンは、将来娘と一緒に料理を楽しめるように、スペースを広々ととり、作業台も2ヶ所作ってもらいました。
おかげで、大きくなった娘と一緒に、お休みの日は、クッキングを楽しむことができています。
ただの発注ミスなのですが、勝手口の扉が2つ届いてしまい、どうしようか悩んだ末、キッチンの左右2ヶ所につけることにしました。
本来なら、勝手口が2つもいりませんよね。
でも、10年たった今2つあってとても重宝しているんです。
犬を飼っているのですが、犬がいるお庭と、洗濯物を干す方のお庭に、それぞれの扉から出入りができるので、かなり楽なのです。
発注ミスの扉が、結果的になくてはならないくらい便利なアイテムに変わってしまい、なんだか特をした気分です。
注文住宅は、1から自分達の希望や好みを重視してつくることが出来るので、「私たちのマイホーム 」という思いが強くなります。
だから、住んでいて幸せな気持ちになります。
そろそろ外壁の塗り替えをする時期がくるので、どんな雰囲気にイメージチェンジをしようかと、家族で話し合っているところです。
住宅購入にかかるお金と苦労
私が家を買おうと決心をしたときはまだ20代でした。
賃貸住宅で毎月家賃を払い捨て続けることが少し気になっていたこともあり、住宅購入にはかなり前向きでした。
しかし、自分が買おうとしている地域の価格相場や、自分の年収ではいくらくらいの物件が妥当なのか、そもそも私はローンを組むことができるのか、などわからないことだらけでした。
最初に行った不動産会社である程度の知識をつけていただき、5、6社くらいの不動産会社にお世話になり、2か月程かけて現在住んでいる物件に出会いました。
この物件は、土地で買い、不動産会社の紹介のハウスメーカーで設計していただきました。
物件を見つけてから実際の引き渡しまで初めての言葉や経験の日々で非常に疲れる年になりました。
私が購入した物件の土地代と建物代の合計額は当初想定していたよりも700万円程高くなりました。
仕様設備を豪華にしたわけではありませんが、東京で家を買うということはこのぐらいのお金がかかることなんだなと思いました。
私の家は、敷地面積60平方メートル弱で延べ床面積が100平方メートル程度の3階建てです。
無勉強だった私が驚いたことは、建物代よりも土地代のほうが高かったことです。
人気な地域だったこともありますが、駅から徒歩で15分以上かかるような立地だったので、土地はもう少し安いものかと思いましたが、見事に期待を裏切られました。
仕様設備を1つ1つ決めていくことは、とても大変でした。
床材、建具、壁紙、トイレ、風呂など、決めなければならないものがとても多く、気が遠くなりました。
しかし、気が遠くなりながらも一つ一つ真剣に選ばなければならない気持ちにさせたのは、その値段です。
当然のことながら、全てにお金がかかるので、一つ一つの値段を知る度に金銭感覚が狂ってきました。
そもそも、土地の金額が何千万円なので、その時点で、10万、20万円などとても安く感じてしまいます。
欲を言えば、床や建具は天然木にしたかったり、2階、3階の窓にもシャッターをつけたかったりと希望はありましたが、できるだけ贅沢を言わずに最低限で設備を決定して、合計で2500万円程度でした。
今思えば30年以上は住む家なので、欲を反映させても良かったかもしれませんが、現在でも毎月のローン返済がかなりの痛手なので、これ以上の返済額にならなくてよかったとも思ってしまいます。
家を建てるならどこのメーカーか悩み、お金もかかりましたし、大変な日々を過ごしましたが、今家族で自分が所有する家に住むということに何物にも代えられない幸せを感じています。
そう考えると住宅の価格も妥当だったのかもしれません。